『ドグラ・マグラ』 読み終わった
2008.09.27 Sat
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読書の秋です。
上下巻合わせて600ページ以上にもわたる長編小説なので、じっくりと読み進めていった結果、購入から2か月も経って読み終わりました。
「胎児よ 胎児よ 何故躍る 母親の心がわかって おそろしいのか」
という奇怪な文から始まり、奇妙奇怪を極めたとんでもない小説。
前半読み進めるのがグダグダになっても後半から一気に面白くなります。
いや、そのキチガイめいた物語の進行で一気に読破せざるおえません。
ジャンルは探偵小説となっていますが、決してそれだけには形容できない。
最後に明かされる意外な犯人・・・
凡人の私には正直、全然理解できていません。それこそまともな人間の頭では考えられない。
もう一度読んでみたくなる・・・恐ろしい魔力を秘めた本です。
一度読んでみるべき。
人それぞれの解釈ができるだろう。
著作権が切れているので、青空文庫にて無料で公開されています。
紙媒体でも構わない方はどうぞご覧あれ。